jognote 楽しく走ってステップアップ講座

今年こそジョギングをはじめよう!ジョグノートなら記録管理もカンタン

コラム内検索

ログイン

ジョグマップ jognote開発ブログ

著者紹介

鍋倉賢治

鍋倉賢治

1963年生まれ。1991年 筑波大学大学院博士課程体育科学研究科修了・教育学博士。

現在、筑波大学大学院人間総合科学研究科(体育センター)・准教授 ランニング学会常務理事を務める。専門は健康体力学、マラソン学。

モットーは「楽しく追い込む」。マラソンベスト記録は2時間29分09秒。

ジョグノートモバイル

バックナンバー

最新著書

1時間走れればフルマラソンは完走できる

第1章 マラソンなんでもQ&A

第2章 毎日走らなくてもいい!マラソン練習これならできる継続のコツ

第3章 歩かないでフルマラソン完走!6ヵ月プラン

第4章 自然なランニングフォーム マラソンはピッチ走法がいい

第5章 不安解消!3日前からゴールまでのフルマラソン完走アドバイス

第6章 身も心もリフレッシュ!からだをストレッチング&ケア

RSS

My Yahoo!に追加

はてなRSSに追加


検索結果


重大ニュースで振り返る 2008年マラソン界重大ニュースで振り返る 2008年マラソン界

暮れも押し迫り、1年を振り返るような時期に来ましたね。そこで、僕なりに今年のマラソン界を振り返ってみました。

ワンジル選手のオリンピック制覇

ジョギング

一番印象的なのは、なんといっても日本の実業団チームに所属していたワンジル選手が、オリンピックの常識を打ち破る見事なレース展開で優勝を遂げたことです。

彼の走りをみて、愕然とした関係者は多かったのではないでしょうか。もはや夏の、しかもオリンピックにおいても、高速レースが当たり前になるであろうことを思い知らされた走りでした。

反対に、日本選手は男女ともに苦戦を強いられました。スタート地点に立てなかった原因、ピークを合わせきれなかった要因など、課題は多いように思います。

優勝したワンジル選手の投げかけた「日本選手は走り過ぎでは?」という提言に対しても、よく検証する必要があるのではないでしょうか。

世代交代の失敗

高橋尚子選手の引退も大きな出来事でした。世界のトップランナーだけでなく、市民ランナーをも牽引してきた彼女の功績は大きく、あの元気な挑戦が今後見られないのは寂しいことです。

高橋選手、野口みずき選手を中心に、長く世界の女子マラソン界をリードしてきた日本でしたが、彼女達に匹敵するインパクトのある若手が出てこなかった1年でもあります。期待の大きかった福士加代子選手の初マラソン失敗も残念でした。

各世界大会代表に30代が主力を占める男子は、もっと深刻です。ゴルフ界やテニス界のように、元気な若手の登場を期待したいものです。

後半を読む

ゲブレシェラシエ選手の世界記録

しかし一方、30代になってから本格的にマラソンに転向し、今なお世界の陸上界を牽引しているゲブレシェラシエ選手の例を、日本のマラソン界も参考にしてよいのかもしれません。

彼はあと何年走れるのでしょうか?もう数年早く始めていれば、夢のような記録の達成もあったのでは・・・とも思いますが、メンタル面が重要なマラソンだからこその成功例だと思います。

20代前半では、早急なマラソン挑戦をさせずに、将来を見越した強化の方策を考えるのも良策なのかもしれません。

自分自身の重大ニュース

皆さんもランナーとしての今年1年を思い出し、自分自身の重大ニュースをまとめてみると楽しいと思います。

良かったことや大きなことばかりではなくても、些細なことでもいいでしょう。自分を振り返り、成長を誉めてあげるもよし、しみじみ振り返り感慨にふけるもよし、きっと来年の参考になることでしょう。

僕の場合なら、東京マラソン前に本格的なクロストレーニングに取り組んだこと、済州マラソンに初参加したこと、つくばマラソンで教え子が優勝したこと、ウルトラへの挑戦ができなかったこと、僕のマラソンの師匠である山西哲郎先生が主宰する雑誌「ランニングの世界」の編集員になったこと、息子と一緒にジョギングができるようになったこと、などが挙げられるでしょうか・・・。

明るい話題の少なかったトップのマラソン界の一方、市民ランナーの世界は、ますます元気盛んのようです。皆さんが日本のマラソン文化を支えているのです。来年も大いに走り、楽しみましょう!

(文:鍋倉賢治 イラスト:後藤徳一郎)

前半を読む

関連講座