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著者紹介
鍋倉賢治
1963年生まれ。1991年 筑波大学大学院博士課程体育科学研究科修了・教育学博士。
現在、筑波大学大学院人間総合科学研究科(体育センター)・准教授 ランニング学会常務理事を務める。専門は健康体力学、マラソン学。
モットーは「楽しく追い込む」。マラソンベスト記録は2時間29分09秒。
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ランナーの減量1 いますぐ肥満度チェック!
マラソンのパフォーマンスには体重が関係し、身体が重いと成績が落ちる場合があります。
スレンダーなトップランナーへの憧れもあってか、見た目の体型の細さやウェイト・オーバーを気にする方も多いようです。
走り始めたきっかけとして、減量を期待していた方も多いと思います。期待通りの成果が現れたでしょうか?
今週から何回かに分けて、減量について考えていきたいと思います。
まずは、様々な指標が使われている肥満の評価法について紹介します。
肥満とは体脂肪の多い状態を指します。
運動している人は筋肉量が多く、見かけ以上に体重が重いため、体重だけで一喜一憂するのはナンセンスです。そこで、様々な肥満判定法が利用されています。
古くから利用されている指標に、標準体重から評価する肥満度指数があります。
これは、簡易な判定法である半面、筋肉質の人を過大評価してしまう測定誤認が多いのも特徴です。身長から標準体重を求め、下記式より肥満度を判定します。±10以内が適性です。
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| 計算してみよう! 身長(cm): 体重(kg): |
肥満を正確に評価するためには、体脂肪量を測定し、体重に占める脂肪の割合を求めることが必要です。
しかしながら、直接体脂肪を測定するのは難しいため、間接的な方法による測定が主流です。
一般の人が気軽に評価できるのは、インピーダンス法による体脂肪測定です。この原理は、脂肪の電気抵抗値がその他の身体部位と異なることを利用して、脂肪の量を推定するものです。直接体脂肪を評価しているわけではないため、絶対値には誤差もありますが、同一個人の相対的変化を評価するには便利です。
体脂肪率から判定する適正体型は、男性で14~20%、女性で17~24%となっています。
最近よく用いられるのがBMI(body mass index)です。
下記式から計算した数値が、20~25であれば適正で、20未満が痩せ、25を超えると肥満(過体重)と評価されます。
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| 計算してみよう! 身長(cm): 体重(kg): |
BMIが好んで用いられる理由は、身長と体重から評価でき簡便なため、疫学的な調査研究によって、生活習慣病との関係などが明らかになってきたことが原因と思われます。
女子ランナーには、かなり数値の低い人も見受けられますが、17以下では骨粗鬆症の危険性(特に女性)などが指摘されており、注意が必要です。
ウエスト(W)とヒップ(H)の比から肥満体型を評価したのがW/H比です。
適正比は男性で0.8~0.9、女性で0.7~0.8とされています。この数値を超えると、内臓脂肪型肥満と判断され、糖尿病、高血圧、高脂血症、動脈硬化などの罹患の危険率が高い、悪性肥満とされています。
上記評価法で、ご自分の体型を評価してみてください。数年続けているベテランランナーに肥満者はめったに見られません。次回は、そんなランナーが減量に取組む姿勢について考えてみます。
(文:鍋倉賢治 イラスト:後藤徳一郎)
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