jognote 楽しく走ってステップアップ講座
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著者紹介
鍋倉賢治
1963年生まれ。1991年 筑波大学大学院博士課程体育科学研究科修了・教育学博士。
現在、筑波大学大学院人間総合科学研究科(体育センター)・准教授 ランニング学会常務理事を務める。専門は健康体力学、マラソン学。
モットーは「楽しく追い込む」。マラソンベスト記録は2時間29分09秒。
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Welcome 2008! 年間計画を立ててみよう新年明けましておめでとうございます。今年も楽しく走りたいですね。ジョグノートともどもこのコラムもどうぞよろしくお願いいたします。

皆さんお正月は、どのように過ごされているのでしょうか?ニューイヤー、箱根などの駅伝観戦三昧でしょうか?それとも、元旦マラソンなどで走り初めという方、あるいは、まとまった休日で、これ幸いとばかりにトレーニングに励んでいる方もいることでしょう。
マラソンを目標とする場合、しっかりしたトレーニングの計画を立てるべきであることは、以前のコラムでも書きました。
新年を迎えたこの時期には、ベテランも初心者も、昨年の総括をしつつ、新たな年のレース目標・計画などを改めて再確認し、自らの目標を宣言することをお勧めします。
まず、今年(度)最大の目標レースを考えます。それを核にして、全体の年間スケジュールを立ててみます。
計画には、そのレースに向けた鍛練期、コンディショニング期、レース後の回復期などを盛り込みます。毎週のようにたくさんのレースに出られる方こそ、最大目標のレース、重要なレース、練習の一環のレースなど、レースの重要度をはっきりさせることが大切です。
年間計画は、トレーニング計画というよりは、レースの目的、意味を考えた出場レースの選択をすることです。これを作成しないと、目先のレースに追われてしまいます。
また、練習の一環で走るレースは、目標レースから逆算し、徐々にステップアップするような距離、レベルのレースを選ぶとよいでしょう。
目標のレースに向けて身体を良いコンディションにしていくことをピーキングと言います。
とはいっても、あまり多くのピーキングを設定することはお勧めできません。特に競技指向が強い方は、ピーキングは年に2度くらいを限度と考えた方が無難です。
トラックとロードの両方を目指す方は、春から秋にかけてトラックのピークを1つか2つ。そして冬場のロードでもう1回。フルだけなら、冬のフルと夏のフル。ウルトラもやるなら、ウルトラと冬の記録更新のフル、など。
特に高いパフォーマンスを目標とする人は、レースに向けたピーキングで絞った身体を、一旦緩めるような、回復期をぜひ計画してみましょう。
できれば一月ぐらいは欲しいですが、もう少し短くてもかまいません。いつなら休めるのか?あらかじめ、計画しておくことが大切です。そうでないと、常にレースに追われ、心身ともに緊張し続けることになりかねません。結果的に高いパフォーマンスが望めないばかりか、女性の場合は、重篤な貧血や生理不順を招きかねません。
毎年、元日の朝、走り初めを兼ねて近所の神社へお参りにいきます。そこで、自身と家族の安全のほかに、マラソンでの目標を宣言してきます。
昨年は、東京、つくば、ホノルルと年に3つのマラソンを走るという、僕としては少々オーバーワークの1年でした。
いずれも記録はパッとせず、目標には届きませんでしたが、雨の東京など、今となっては良き思い出です。最後のホノルルでは、登録したチーム部門でぶっちぎりの優勝を果たすことができ、気分よい1年の締めとなりました。
今年は、つくばを最大の目標にしつつ、ホノルル以外の海外のレースか、初めてのウルトラなど、新しいレースに参加してみてもいいかなあ、とひそかに考えています。
(文:鍋倉賢治 イラスト:後藤徳一郎)
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